前田梨那個展「happened」在廊日記 DAY1

前田梨那個展「happened」在廊日記 DAY1

2023年2月27日

前田梨那個展「happened」の初日。月曜日の16時から20時という短い時間に25名ほどの来場者が。ギャラリー巡りの人、前田さんの友人、知人、共通の知人などなど。誰もこない暇な時間が全くなかったと言っていいくらい。

今回は、写真作品とともに灯篭から投影された人型の光が会場を回るインスタレーションの展示。私は、昨年11月にほぼ同様のインスタレーション展示を拝見している。当時の会場がホワイトキューブだったのに対して、今回はかつての家主の痕跡が強く残る狭い部屋であり、展示場所が全く異なっている。その対比がとても面白かった。

灯籠の台座とそれを置く台は、前回は作家作の揃いの木の台座と台に対して、今回は台座は黒い既製品であり台は会場の306号室にあったフラワーテーブルなど。この揃っていない見た目も古い部屋にとてもマッチしている。

会場を回る像が306号室の剥がれた壁や、美容室だった頃の鏡に映る。見ている我々の姿や影も写り込んでいるのだけど、会場が狭いせいもあり、像の距離感が非常に近くて生々しい印象があった。建物の凹凸に沿って形が変わってしまう像、剥がれた壁を舐めるように回る像を見るのは全く飽きない(下の動画で変形など多少確認できるので見てみてください)。それは、焚き火や打ち寄せる波を見ていて飽きないのと同じだと思った。

暗くなってからの方が像がはっきり見えるので、ぜひ夜に見てほしい。